






二匹のゾンビーズがたどり着いたところは、幸運にもにぎやかな公園だった。
「イス...座る場所...ベンチ...(両腕を前に突きだして歩くゾンビスタイルで)」
ようやく座る事ができて生気をとり戻し、顔色は真っ青から肌色に戻った(ウソ)
すべり台は大人気らしく、楽しげに多くの小学生達が滑っていた。
渋谷駅でもらった京急電車の飴をなめながら、次々に滑り降りてくる子供達を眺めていた。
しばらくすると、小学低学年くらいの少年がやってきて、一人野球の練習をはじめた。
何度かボールがこっちに転がって来たので、投げ返し少年は「ありがとうございます!」と言った。
でも山鳴りに投げ返したボールがキャッチ出来ず、
取りこぼしたそのボールはまた向こう側に転がっていってしまった。
本当は一緒に野球しようと声をかけたかったけど、変質者と思われたくないので辞めた。
昔ならこんな事考えず、気軽に声をかけられたかもしれない。寂しい時代だ。
そうこうしているうちに時間は夕方5時だ。あと30分つぶせばいい。
足の疲れはとれたので、駅名にもなっている目黒不動尊に行ってみることにした。